IT管理者によるiPadのアプリ配信管理~導入準備編~

公開日:2022/03/22
最終更新日:2022/08/10

iPadやiPhoneを法人用デバイスとして利用していく上で、MDMは切っても切り離せません。
今回のコラムでは、MDMによるアプリの配信管理に焦点を当て
 〜導入準備編〜
 〜運用編〜
の二回に分けて掲載していきます。
導入準備編ではApple School Manager(以下ASM)の「Appとブック」について紹介します。

※運用編はこちら
 IT管理者によるiPadのアプリ配信管理~運用編~

Appとブックとは

Appとブックとは、企業または教育機関のためのアプリ購入契約のことで、アプリの一括購入・ライセンス管理が可能になります。
また、MDMと連携することでアプリの管理配布が可能になります。

管理配布とは、MDMからの配布を踏まえた配布方法であり、アプリのインストール時にApple IDが不要となります。

アプリを管理配布するための準備

アプリを管理配布するためには、以下の準備が必要になります。

・サーバトークンをMDMサーバにアップロードする
・アプリを購入する

それぞれの手順についてご紹介します。

サーバトークンをMDMサーバにアップロードする

ASMで作成した場所のサーバトークンをMDMサーバにアップロードする必要があります。

ここでは、ASMでサーバトークンをダウンロードする手順を記載します。

なおサーバトークンは「場所」ごとに管理されるため、事前にMDMサーバ用に「場所」を作成しておく必要があります。

1.対象場所でアプリ購入の権限を所有しているアカウントにてASMにログインします。

2.[設定] > [Appとブック]をクリックします。

3.[サーバトークン]にて該当の場所のサーバトークン > [ダウンロード]をクリックします。

4.MDMにダウンロードしたサーバトークンをアップロードします。
サーバトークンのアップロード手順については、MDMによって変わります。
ご利用のMDMのマニュアル等をご参照下さい。

アプリを購入する

サーバトークンをMDMサーバにアップロードしたら、ASMでアプリを購入します。

1.対象組織でアプリ購入の権限を所有しているアカウントにてASMにログインします。

2.[Appとブック]をクリックします。

3.検索バーに購入するアプリ名を入力し、該当するアプリをクリックします。

4.割当先を選択し、ライセンス数量を入力したら、[入手]をクリックします。

まとめ

これまで、「Appとブック」についてご紹介をしてきました。
企業、教育機関でアプリを配信する場合、必ず利用する機能になるので、参考にしてみてはいかがでしょうか。

次回は「運用編」としまして、具体的にMDMの管理配布についてご紹介していきます。

※運用編はこちら
 IT管理者によるiPadのアプリ配信管理~運用編~

      

教育機関での【iPad管理】に関する資料を公開しています。

~ 教育機関におけるiPadの管理 ご紹介資料 ~

資料の内容

○iPadの管理方法
○iPadの管理でできること
○Apple Configurator 2による管理
○MDM + ADE による管理
○コンテンツキャッシュ

~ Apple School Manager 入門書 ~

資料の内容

〇ASMとは
〇ASMの開設
〇Appとブック
〇Managed Apple IDの管理
〇クラスの管理
○デバイスの管理

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